- 岡山大学法務研究科（法科大学院）では、実務教育の目玉科目として、学生（３年生）が相談料無料で実際に法律相談をおこなう、クリニック科目を設けています。
クリニックでは、弁護士とともに実際の事件に取り組み、法曹としての知識や技能、職業倫理などを学びながら解決を目指します。
クリニックとは、法科大学院生（３年生）と、弁護士が法律相談をおこなうものです。主に法科大学院生がご相談をおうかがいし、回答をおこないます。相談中には、担当弁護士が必ず同席し、学生の回答内容に誤りや不備があった場合には、責任をもって訂正・補充をおこないます。学生は、全員、予め相談内容に応じた調査を綿密におこなったうえでクリニックに臨んでおります。また、担当弁護士は、（弁）岡山パブリック法律事務所岡山大学内支所長を中心として、岡山弁護士会のご協力のもと、経験豊富な弁護士の方々に同席いただいております。ご相談いただいた相談事例は、学生実務実習規則を定め、法科大学院生および担当弁護士が相談内容等の秘密を守ることはもちろん、岡山大学法科大学院の臨床法務研究の教材として使用されますが、個人情報については岡山大学の学生実務実習規則に基づく体制を整えており、全て匿名化されたものを使用していますので、ご安心ください。
なお、一回の相談時間は４０分が目安ですが、ある程度の超過は一向に差し支えありませんし、調査・検討等が必要な事案については、再相談も無料で実施します。
また、相談者から弁護士への委任を希望された場合は、弁護士が受任するのが相当と考えられる事案については、原則として、指導担当弁護士が受任するよう努めます。
学生全員、非常に真剣な態度でクリニックに取り組んでおり、相談者からの聴取と、それに基づく回答の様子も、非常に丁寧ですので、法律相談先としても、自信をもってお勧めできます。
参考：〔学生実務実習規則〕
