初夏
瑞々しい初夏です。「山の木々が、初夏の風にそよいで白い葉裏を見せるようになると、鯛が美味しくなる。」と、子どもの頃に母から教えられました。質素でも、季節を感じる食事をいただく生活を送りたいものです。離婚や後見といった家事事件を受け持つことが多いのですが、家族のあり方が私の子ども時代とは大きく変化しているとしみじみ感じます。けれども、いつの時代も、人は、問題に直面し、これを乗り越えてゆく存在と信じています。それにしても、西日本の山々の緑が美しいがゆえに、東北の大震災の悲しみが、一層胸に迫ります。「無傷の西日本の私は、これまで以上に仕事をし、節約して、送金しよう。」と微力ながら考えています。