ゴーヤ(緑のカーテン)

夏の節電と食糧確保のため、南向きの自宅リビングルームの窓に「緑のカーテン」を作るべく、先月、プランターやらネットやら支柱やらを買い込んで、ゴーヤの苗9本を植え付けました。約1ヶ月経った現在、まずまず順調にツルが伸びて葉が繁ってきています。
ゴーヤのツルは、放っておいたら、あちこちの方向に伸びていってしまいますが、こちらがテープや紐で誘導してやれば、こちらの狙い通りの方向に伸びてくれます。その他にも、葉が萎れているのに気づいて水をたっぷりあげたら、すぐに元気を取り戻したり、黄色くなった葉があるのに気づいて追肥をやったら、目に見えて成長が良くなったり、こちらが労力をかければ、その期待に応えてくれる率が高いのが、植物のありがたいところです。
それに対し「人間」は、なかなかそうは行きません。刑事事件や少年事件で、弁護士が採算を度外視して本人の立ち直りのために多大な労力をかけても、本人がその期待を裏切って再犯に手を染めてしまうケースは、数多くあります。「それでも、『人間』って面白いし素晴らしいし、『人間』を信じたい。これからも『人間』と関わっていきたい」と思えるかどうかが、その弁護士が刑事事件や少年事件に情熱を持ち続けられるかどうかの、重要なポイントの1つだと思います。また、それだけに、自分が弁護人や付添人として関わった被告人や少年が、立派に立ち直っている様子を見聞きすることは、一際うれしいものです。

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