高校野球

夏の甲子園が始まると,あぁ夏真っ盛りだなという感じがします。
最近は仕事があるためなかなか見られないのですが,昨日は日曜日であったため,テレビ観戦しました。
 私は,静岡,神奈川,東京と移り住んで来たので,毎年基本的にはこの3つの県の代表を応援することにしています。
(ちなみに母校は甲子園とは全く無縁です)
そして,今年からは岡山県の代表にも注目したいなと思っています。
 昨日は,東京(正確には東東京)代表の帝京高校の試合があったので,応援しようと思ってテレビの前に座り込みました。
が,いつものように帝京高校を熱を入れて応援することができませんでした。
それはたぶん私が岡山色に染まりきったから・・・
ではなく,対戦相手が被災地岩手の花巻東高校だったからだと思います。
 東京出身としては,帝京高校に勝ってもらいたい。でも,花巻東高校も負けて欲しくない。
そんなどっちつかずの態度でテレビの前に座っていました。
 試合は点の取り合いという様相で,両校の必死さが伝わってくる好ゲームとなりました。
最終回,1点を負う花巻東の攻撃。1死1塁から盗塁をしかけ,盗塁成功。
1死2塁となり,ヒットが出れば同点というクライマックスを迎えた・・・
かに見えました。
ところが,打者がキャッチャーの送球を妨害したとの判定でバッターアウト,
走者も1塁に戻され,2死1塁となってしまい,そのまま花巻東の夏は終わりました。
 審判の判定は正しいと思いますし,野球をやる人間である以上,審判にケチをつけることは許されません。
(というか私は野球をしていませんが)
手に汗握る試合が思いがけないところでさっと終わってしまったのがとても残念で,
なぜか帝京高校を応援しようと思いテレビを見始めた私まで涙してしまいました。
 負けたら終わりの高校野球。勝ったチームは負けたチームの思いを乗せてその後の試合を闘います。
この大会,帝京高校には花巻東の分もがんばってもらいたいな,ぼくも見られる試合は一生懸命応援しよう,そう思いました。

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