むきちょうえき
たまには弁護士らしいことも書きます。
先ほど,検察官が無期懲役を求刑した事件に対して,
弁護人は懲役刑の上限である30年を求めた事件がありました。
無期懲役というのは,一般的に理解がされていないように感じます。
というか,誤解が広がっているような,誤解があることを前提として,
まことしやかに発言されているような,ことですかね。
無期懲役になったとしても,10年くらいまじめに勤めればでられるっちゅうやつです。
しかし,ちょっと考えてみると判るように,有期懲役の最大である30年よりも
法律上重いとされている無期懲役の方が早く出所できることはあり得ないですね。
まぁ,世の中でありえないこともちょいちょい起こるので,調べてみると,,
http://www.moj.go.jp/content/000096744.pdf
という文書に行き着きました。
この文書からも明らかなように,無期懲役が有期より早くでることが出来るなんてことは,
ありえず,やっぱし,冒頭の弁護人の主張は正しかったわけです。