ベトナム人介護技能実習生を岡山へ! Fm 水谷弁護士
いよいよ,来年度には,岡山の特養でも,外国人が介護実習生として働く姿を見ることができそうだ。今国会で入管法が改正され,介護分野への外国人技能実習生の受け入れが可能になるからだ。
ちょっと,まとめておくと,我が国の現在の介護職員の数は177万人(非正規含む。2013年現在)。2025年には250万人の職員が必要となるが,なにも対策をとらないと220万人しか確保できず30万人が不足するとのこと。
介護の仕事は「低賃金できつい仕事」というイメージが定着しているためか,人材不足は慢性化している。
政府は3本目の矢の「成長戦略」に介護分野を加えた。外国人技能実習制度の対象職種に介護分野を拡大する方針を固め,2016年に実施を目指している。建設,土木などではなく,介護という人を相手とするサービス分野に外国人実習生を導入するのは初めてだ。
外国人を安価な労働力として使うのはけしからん!という批判もあるが,介護不足の解消策のため,世界に日本の介護技術を広める意味があるといった肯定的な意見も多い。
昨年11月に,ベトナムの介護実習生の海外送り出しの政府機関を訪問した。来日に備えて,日本語学校で一生懸命に勉強している何百人もの青年の真剣な眼差しと礼儀正しさに驚いた。なんとか,その熱意に答えてあげたいと思っている。
法改正までの間に,ベトナムから介護実習の希望者1名でも岡山に招待して,岡山での介護の現場を視察してもらい,岡山のことをベトナムに広げていただけたらと夢を描いています。
このため,「ベトナム人技能実習希望者を岡山に招待する基金(20万円位)」をつくれたらと考えています。1口2,000円で100口集めたらうまくいくかもなあと勝手に思っています。