本人の困り感と周りの困り感
福祉的・医療的な支援が必要な人と接していると、本人の困り感と支援者の困り感(「困ってるハズ感」というべきでしょうか)が必ずしも一致しない時があります。
こちらはある程度できる手だてを打ったツモリなのに、どうもピタっとはまらなくてイライラ、不安、苦しさ等をぶつけられてしまうこともありますし、一方で、「自称」支援者の自分がご本人の置かれている状況を「ゆゆしき事態」と思って右往左往するのを尻目に(?)、ご本人は至って恬淡としている時もあります。ご本人が困らなくても、「自称」支援者としては第三者が困ってしまうことは避けたいので、「困っているハズなんだ」と開き直ることもありますが、ご本人に「困り感」がないときにやっている「自称」支援というのは、どんなに欲目にみても半分は自己満足だなあと薄ぼんやり考えます。
いずれにしても、ご本人がニコニコしているのにこっちだけ眉間にしわを寄せている姿というのは、やっぱり我ながら滑稽だなあと思うのです。