体験者の言葉を聴く (伊藤社会福祉士)
社会福祉士の伊藤です。
ご存知の方もいらっしゃるとは、思いますが、掲載のような、当事者会の存在を、聞きかじったので、取り上げてみました。すでに、開催日が、過ぎていたのが残念ですが、大阪での開催を調べて参加してみたいなあと思っています。
実際の体験者の言葉は、私たちが、どんなに言葉を尽くしても
敵わない説得力があると、日々実感しています。
以前の仕事で、40年間、薬物を使用し入出所を繰り返してきた方へ関わる機会を持たせていただいた事があります。その時の彼は支援者と呼ばれる人達には、無表情か、険しい表情を見せる事がほとんどでした。
けれど、一緒にとある当事者会に参加した際に見せた彼の表情は、全く異なるものでした。他の当事者の語りや問いかけに穏やかな表情で、相手の経験に敬意というのか、思いやりを持って応えている様子が、ごく当然の事ながら、すごく私自身が、腑に落ちる経験となりました。
特殊な例かもしれないし、成功体験かもしれないですが、
これからの取り組みに活かせたらいいなあ、そう夢想しています。