【司法と福祉の連携】
さて、私は、以前の自己紹介で司法と福祉の連携を学ぶため、岡山パブリック法律事務所で1年間お世話になることとなった、と記載しました。今日は、そんな岡山パブリック法律事務所の司法と福祉の連携についてご報告したいと思います。
岡山パブリック法律事務所では、成年後見人として弁護士と所属の社会福祉士や事務員が連携して被後見人の方の身上監護や財産管理を行っていることは、ホームページ等で記載されご存知の方も多いことと存じます。
しかし、成年後見だけではなく、一般の民事事件や刑事事件でも所属の社会福祉士が弁護士と協力し、ときには弁護士をリードして任に当たっています。
例えば、交通事故の事案において、依頼者の方の今後の生活について、どのようにして生活することが依頼者の方の生活の質や幸せにかなうか社会福祉士が検討し、検討した生活の設計に基づいて将来生じる費用を算定し、算定を意見書として裁判所へ提出する事を行っております。また、離婚事件では、離婚問題で精神的に疲弊してしまった依頼者の方の相談を社会福祉士が聞き取り、依頼者の方にとって適切な福祉機関への橋渡しを行いました。刑事事件では、知的障害のある方の更生支援計画を策定し、裁判において証言することもしました。
この様に、岡山パブリック法律事務所では、成年後見にとどまらず福祉職の方と連携を図っています。法律事務所で司法と福祉の連携を図っている事務所は、とても珍しい存在であり、私も毎日貴重な経験をさせて頂いております。
追伸
トマト銀行のリレーマラソンについて、書く記載しておきながら書かないでいたら、リレーマラソンが終わってしまいました。後日総括したものをご報告します。
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