【弁護士を目指した理由】 弁護士の藤井です。 たまに、なんで弁護士になったのかと聞かれるので書いてみ...

【弁護士を目指した理由】
弁護士の藤井です。
たまに、なんで弁護士になったのかと聞かれるので書いてみようと思い立ちました

私が弁護士になった理由は、「精神衛生適によさそう」という単純な理由です。

大学の学部生だったころ、私は、「強くなるべきだ」「こういう人生を歩くべきだ」というよくわからない「べき論」で自分からがんじがらめになっていました。
ロースクールに行ったのも「べき論」に縛られた結果なので、今思うと無理してたなあという感じです。

ところが、「べき論」でがんじがらめ状態でロースクールに入ったら、全然「べき論」で生きていない人たちに会ってしまったのでした。
それが実務家教員の弁護士の先生たちです。

いい年した働き盛りの人たちが、正義とか、弱者保護とか、人権救済とか真顔できれい事言ってるんですよ。

いやいや、あなたたち本気ですか。
社会人って笑ってサービス残業する生き物じゃないんですか。
社会人って理不尽な目にあった人に「理不尽な目に遭うのは君の責任だ」とか言って見ないふりをする生き物じゃないんですか。
(社会人のイメージが歪みすぎだという突っ込みはなしてお願いします)

しかも、その先生方、平気できれい事言ってるけど、まあ3食ちゃんと食べてるみたいだし、家庭も持っているみたいだし、きれい事言っても食っていってるみたいじゃないですか。
 おかしいことをおかしいって行ってるのにちゃんと生きていってるじゃないですか。

・・・・なんてすごい職業なんだ。

・・・と、こういう感じで「精神衛生上、よさそう」と思ったのでした。

実際仕事始めて見たら世の中そんなに甘くないわけですが、それでも、少なくとも世の中の理不尽に対して「理不尽だ」と叫んだせいで仕事が減ったり辞めさせられたりしないという点で、いい仕事だと思っています。

とりあえず、弁護士になってみて、「生きづらく」なっている方にたくさん会った結果、「べき論」が世の中の「生きづらさ」の最大の原因だなと実感しているので、、、少しでも「生きづらさ」の解消のお手伝いができればと思っています。

Facebookより

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