国際女性デーという事で、少しフライングですが3月6日に「夫婦別姓、なぜ認められないの?」という題で講...
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国際女性デーという事で、少しフライングですが3月6日に「夫婦別姓、なぜ認められないの?」という題で講演をさせていただきました。
実を言うと、別姓にしろなんにしろ、ジェンダーに関する問題はずっと避けてきたので、ご依頼を頂いた時に一瞬「どうしようかなあ」と思いました。
別姓訴訟にも全く関わっていないので私が講師というのは適性を欠くようにも思いましたし。
ただ、「いつまでも逃げてても駄目なのかなあ」と妙な諦観を覚えたので、エイヤで引き受けてしまいました。
ジェンダーの問題から逃げていた最大の理由は、正直に言うと、自分が差別される対象者だと認識するのが嫌だったからです。
いじめられている事を認めたくないいじめられっ子の心理に近いでしょうか。
例えば就職がうまくいかなかったとして、それを「女性だから・・・云々」と言ったら負けなんじゃないかという疑惑がどうしても自分の中でちらつくので、そもそもジェンダー的な観点でモノを考える事自体やめとこうと思ってきたのでした。
自分がどう思おうとも、自分の属性からは逃れられないのですけれども。
散々逃げてきた課題ですが、今回の講演を機に何冊か本を読んで、自分の中でちょっとストンと落ちたところもあり、これからはあまり逃げずにやっていこうと思いました。
熱心に聞いて下さった皆様、本当にありがとうございました。