弁護士の中村元祐(なかむらもとすけ)です。 先月31日に行われた,岡山短大の山口雪子准教授の事件...
弁護士の中村元祐(なかむらもとすけ)です。
先月31日に行われた,岡山短大の山口雪子准教授の事件の初回期日の様子をご報告します。
すっかり遅くなってしまいました(汗)。
この事件は,岡山短大の山口雪子准教授が,視覚障害の進行により全盲に近い状態になっていたところ,「授業中に飲食する学生を発見・注意できなかった」などの理由で,担当していた授業を外されるとともに,研究室の明け渡しを求められた事件です。
山口准教授は,裁判で,授業をする地位の確認や,研究室を引き続き使用する権利の確認などを求めています。
5月31日の初公判では,山口准教授が意見陳述で,これまで思いやりをもって接してくれた学生・卒業生のために授業を取り戻したいこと,障害の有無にかかわらないインクルーシブな教育環境を構築していきたいことなどを,ご自身の言葉で意見陳述をなさいました。
裁判の後には,弁護団の清水建夫弁護士(銀座通り法律事務所)から,来年4月には山口雪子先生の教壇復帰を目指すとの宣言があり,弁護団一同,決意を新たにしました。
障害者差別解消法施行後,合理的配慮をめぐって争う全国で初めての裁判となります。どうぞご注目ください。