弁護士法人 岡山パブリック法律事務所
【やわらかスタッフ座談会第1弾「所長インタビュー」】

広報より。

今年度より,ホームページトップに「やわらかスタッフ座談会」と称する企画を展開しています。本日は,第1弾(実は,第3弾)として,「所長インタビュー」の紹介です。
法律事務所の敷居が高いのならば,もっとこの事務所を知ってもらうため,岡山パブリック法律事務所からの情報発信に積極的に「動こう」という方針の一環です。

当事務所の現所長は,水谷賢弁護士。この6月に70歳になり,弁護士経験42年だそうです。
要職を歴任されてきていることもあり,かなり名が知られていて,先日,広島に行ったときも「水谷さんは元気かな。」と聞かれます。
「元気です。」と答えますが,「どう元気か?」,インタビューを見て頂ければよくわかるんじゃないかな,って思っています。

インタビュー項目は,以下の7つを中心にしました。
(1)ご自身の経歴を教えて下さい。
(2)岡山パブリック設立と初代所長就任の経緯を教えて下さい。
(3)当事務所設立の当初の目的とその後10年間の変遷を教えて下さい。
(4)今年の4月1日に所長に再任したのはどうしてですか?
(5)任期中にこれだけは遂行したいということは,なんですか?
(6)当事務所に求められる人材について,どのように考えていますか?
(7)「弁護士」って,なんですか?

以下は,抜粋です。

続きは,こちらから!!!

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「◆所長
弁護士って何かって聞かれると難しい質問だけど,42年やってきてある意味でよくやったなあっていう気はするんだけども,何ていうんかな,弁護士って何かって言われるとよくうまく答えられないんだけども,結局なんだかんだいっても信頼されてるのが弁護士なんだよね,いろんな時代の中でも。で,そういう仕事ってあんまりないんだよ。だから聖職て言われてるね,三大聖職の一つ。大聖職のお医者さんと弁護士と最後牧師なんだよね,ヨーロッパでは。牧師っていうのは悩める人を救って,医者は肉体を治して,弁護士はトラブルをなくしている。聖職だって言われてますが,つまり金もうけだけではない,そういう人からリスペクトされる信頼される仕事,これは三大聖職といわれて,単なるビジネスではなくて金もうけではなくて,聖職といわれる仕事が弁護士だと。実際そうなんだろうなあと。だけどその仕事っていうのは,なかなか長い間続けてやるのはそう簡単じゃなくて,いろんなトラブル扱うもんだから,いろんなトラブルの中に巻き込まれるんだけども。まあなんていうか自分の理想,目標を明確に掲げることがもしできるのならば,あるいは掲げようとするんであれば,聖職というか専門性を生かした仕事というのはかなりできるものがあるんじゃないかなぁ。つまり,私たちが目標とするのは,若い人に聞くと最高裁の判例に載るような仕事をしたいとか,例えばですよ。それから大金持ちになって別荘を持つとかね,ハワイに別荘を持つとかね。あるいはたくさんの無罪をとって後世に名を残すとか。あるいはそういう派手なことじゃなくても小さな事件をコツコツやってお医者さんの赤ひげのように庶民の立場に立って働くとか。まあいろんな目標があると思うんだけどもそういう目標を自分で一つ見つければ,そういう人から信頼されるような仕事っていうのはかなりできるところがあるのかなぁと。
ただ信頼を得るのがなかなか難しくて,依頼者からあるいは市民から信頼得るというのはどうしたら信頼得られるのかいな。何ももって生まれた生活やキャラで信頼もアプリオリもはなから信頼されるってことはなくて,日頃の努力が信頼の中で必要じゃないですか。で,どうやって信頼できるのか,細かいことで言えば真面目に報告をするとか真面目に連絡をするとか真面目に相談をするとか,一つ一つの仕事の中でほうれんそうをきちんとやるとかですね。あるいはそういう日々の積み重ねの努力がないと,いきなり信頼っていう難しいわけですけども。なんかそういう大きな自分の目標を掲げて信頼を勝ち取っていくためにどうするか。しょせん仕事を通じてしか信頼は勝ち取れないんで,そういうこと,できるだけ自分で思うだけじゃなしに相手周りに伝えていくかっていうことが,大事かなと,それも仕事を通してだけど。だから,PT弁護士のように行政の生活保護の受給処分取り消しをやるんだったら勝っても負けてもそういうものに熱心に取り組んでる姿がいろんな関係者に分かるわけで。まあそういうなんていうか長い弁護士生活の中で信頼を勝ち取るっていうのは目標を持って一つ一つ地道に努力していくしか他に方法はないんかなぁと,というのが今の感じ。」

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